少年刑務所における少年の刑罰

家族02少年刑務所とは、少年法により懲役や禁固の実刑を処せられた少年を収容する施設です。収容されるのは16歳以上20歳未満の年齢の者と規定されていますが、刑の執行は26歳まで継続できるので、実際に収容されている受刑者の中には20歳以上の者も多数存在します。

 

この施設はしばしば少年院と混同して捉えられがちです。しかし、少年院とは家庭裁判所の審判の結果、保護処分として送致・収容された少年に、社会復帰のための矯正教育を受けさせる「教育を受ける施設」であるのに対して、こちらは、家庭裁判所において保護観察より実刑が相当であると判断された場合に、再び検察官への送致、その後の地方裁判所での刑事裁判を経て、実刑判決を受けた者が収容される「刑罰を受ける施設」であるという明確な違いがあります。

 

刑期については、判決の時点では刑期の最長・最短の期間のみが決められていて、明確な期間が定められていないという相対的不定期刑となっており、実際の刑期は個々のケースにおいて判断される形となります。この相対的不定期刑は少年法により定められており、日本では少年のみに言い渡される刑期となります。その理由としては、少年は成人に比べて、矯正教育による健全な人格形成及び更生の可能性がより高いとされるため、刑期に幅を持たせることによって、その教育効果を一層高めようとする目的があげられます。